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April 25, 2005

嫌いな言葉 その一

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嫌いな言葉 その一:
『それって理想論ですよね。現場はそんなにうまくいかない』

例文.


一般解を全部「理想論」で片付けてしまう。

「現場はいつも問題に満ちている」というのは現実だが、いつもいつもずっと昔から同じような問題で困っている、というのは、それは現場のあるべき姿なんだろうか。

それって、「理想論」どころか、理想にも現実にも即していないのではなかろうか。

現場はいつも大変でつらいもんなんだ、と思いたいだけ。
「現場はそれほど甘くない」なんて口にしてしまったら成長はない。


(*1) 寧ろ、理想通りに行かないからこそ、現実的な近似解を求める方法としてアジャイルがあるのだけど。

投稿者 Fujiwo : April 25, 2005 04:08 PM

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コメント

なにか実感がこもってますねぇ.
岡島が最近価値とする,「中庸」は,理想と現実に対してもあてはまると思っております.

投稿者 おかじま : April 25, 2005 07:25 PM

ちょうど最近,似たようなことを考えました.
で,理想論に対して「夢想論」という言葉を思いつきました.私の勝手な定義では

夢想論 ... 現実の困難や制約を取り払った夢のような状態を夢想すること

理想論 ... 現実の困難や制約の範囲であるべき最高の状態を模索すること

夢想論になっちゃマズイと思います.でも,理想論はどんどん追求していきたいですね.

投稿者 てらだ : April 25, 2005 10:48 PM

中庸・中道をとるためには、結局のところ理想の形を考えないと意味がないですものね。

私は理想論大好きです。

言い訳として誰かが決めた「現実」を持ち出すのではなく、いろいろ検討した結果、もっとも望ましい「現実」を自ら喜んで選びたいものです。

投稿者 chikura : April 25, 2005 11:07 PM

同感です。
アスペクトみたいに既存のプロジェクトに織り込んで利用していけるようなアイデアをみんなで考えたいですね。

あなたのやり方でも実践可能です・・といった

投稿者 hmoriya : April 26, 2005 06:03 AM

おかじま さん、てらだ さん、chikura さん、hmoriya さん、こんにちは。

ありがとうございます。

理想論は大切です。現場でも、理想を見失ってはいけないと考えております。
でも現場に取り入れていくためには、「知恵」が必要なんですね。

「中庸」ですか。もう少し考えてみます。

投稿者 Fujiwo [TypeKey Profile Page] : April 27, 2005 11:48 AM